Client Works
Writes | MIYAMOTO NOUSAN
2021.04.26
MIYAMOTO NOUSAN
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It is very fun and difficult to talk about the consciousness of creating air before using and eating, which is one step ahead of making good things.
伝統的な分野へのデザイン
米づくり、イグサづくりを行う宮本農産のお米ブランディングに参加しました。
歴史ある家柄と伝統ある産業をリブランディングする、昨今そういう意識のある職人さんが増えてきているように感じます。
いいものづくりをするもう一歩先の、使う前や食べる前の空気づくりへの意識、その辺の話をするのがとても楽しく、難しくもある。
Atmosphereの落とし所を探る
今回は真摯に物を作る伝統的な産業ながら、食卓で美味しく楽しく過ごしてほしいという気さくな一面もあるお米の職人さんからの依頼。
親しみあるべきモノである米、だけど作物へのプライドを感じさせつつ、自然へのありがたみも強く持っている。
そういう背景をつなぎ合わせ、カタカナ表記であったり代々伝わってきていた家紋をアレンジしたりと要素の組み合わせでストーリーが出来上がり、デザインへと自然につながっていきました。
足りてない部分も感じさせる最終アウトプット
最後に印刷業者の選定ではコスト面・技術面で折り合いがつかない。
米袋にブランディングを意識したデザインを行う ということに対して印刷方法が合わないのが新たな発見。
価格を上げるわけにはいかない生活必需品という側面と行いたいブランディングを考えた結果、自身によるシルクスクリーンプリントでロットに対応することに。
最後の最後まで、昔から紡がれてきた技術は素晴らしいなと思わされる仕事でした。
webサイトも構築してますので、現地のものづくりがきになる方はぜひ。